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私は6人家族(主人、私、小学生3人と幼児1人)。
家族分の防災セットを購入すると高くつくので、本当に必要なものだけを100均をで集めて、防災リュックを作りました。
人数が多いと防災グッズや備蓄も多くなりがちだけど、最低限必要なものはしっかり備えて、来てほしくはないけど、何か起こった時のために準備していきましょう。
この記事でわかること
・防災リュックに必要な中身
・どんなものが100均でそろえられるか
・防災リュックはどこで保管しておくのがいいか
それでは、スタート!
9月1日は「防災の日」
今から99年前の1923年(大正12年)9月1日、現在の東京都と神奈川県に「関東大震災」が発生し、大規模な被害が起こりました。
これが由来となり、防災の啓発を目的として1960年に「防災の日」が制定されました。
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6人家族(大人2人、子ども4人)の備蓄品
まずは備蓄品ですが、一般的には3日分の備えがあるといいと言われています。
理想的には1週間分らしいのですが、残念ながら我が家にはそれだけの備蓄品を保管しておくための収納スペースがありません。
なので、3日分の備えをしています。
「1人3日分×家族の人数分」の備えが必要となります。
ここで紹介する備蓄品は100均では購入できませんが、我が家の備蓄品を紹介します。
我が家はまず乾パンを15個備えています。
2缶ほど家族で味見をしたことがありますが、少しパサッとした感じはありますが、味は問題なく美味しかったです!
あとは、レトルトのご飯パック。白ご飯と、味付きのものを備蓄しています。
味付きのものは、他のおかずを準備せずに済みます。
白ご飯は、インスタントのカレーやおかず(親子丼、中華丼など)とセットで食べるつもりです。
あとは、カップ麺。
これらをローリングストックとして活用しながら備蓄しています。
私が体調不良で動けなくなった時には、レトルトのおかずパックやカップ麺を活用しながら、保存期間が過ぎて廃棄することがないように気をつけています。
下でも話しますが、我が家は1週間、断水生活を送った過去があります。
断水になっただけでもメンタルがやられ、何もやる気が起きませんでした。
電気は通っていたのでおかずとなる野菜や肉類も冷蔵庫にはまだ残っているものの、料理をする気にはまったくなれませんでした。
なので、災害時には本当に簡単に食べられるものがいいんだ!ということを実感しました。
その実体験から、我が家は上記の簡単備蓄品で3日間乗り切ろうと考え、備蓄しています。
また、水に関していうと、調理用と飲料用で1人あたり1日3リットル必要と言われているので、3リットル×3日分の9リットルが1人分必要な水となります。
これに×家族の人数分を備蓄品として備えておくと安心ということです。
7年や10年保存の水などもありますが、現在我が家は雪国生活ということもあり、冬には大雪で水道管か凍結し、水が出なくなるということが今まで2回ほどあったので、そういう時に使うことも想定し、保存期間は短めのものを購入しています。
私は今まで地震などの大きな災害にあったことはまだありません。
しかし、先ほども話したように、水の備蓄に関しては痛い目にあったことがあるので、その話しを少ししますね。
災害=避難生活ではなく、長期在宅なこともある
私は2022年春まで和歌山に住んでいました。
2021年の秋、和歌山北部に住んでいた我が家に、突然の災害が起こったのです。
「水管橋崩落による大規模断水」です。
それは突然のことでした。
夜9時頃に防災アナウンスが流れました。
「あと1時間後から1週間断水になります」と。
耳を疑いました。
何の前触れもなくいきなり断水。しかも1週間。
情報が何もまだ得られない中でしたが、防災アナウンスを信じ、とにかく家族で協力して動きました。
まずは風呂の水を満杯に貯めました。
そして、急いで水を購入しに出かけましたが、みな同じように行動するので、すでに在庫薄状態。
それでも、2パックは買えました。
急いでAmazonでお急ぎ便で購入するも、その水が届いたのは断水が終わった直後のことでした(意味なーい!)
みな同じように考え、ヤマト運輸の支店にその時水の段ボールがこれでもかというぐらい積み上がり、所狭しと水の段ボールが置かれていましたが、配達が間に合っていない、という状況だったのです。
この崩落災害を通じて、本当にライフラインの大切さが身に沁みました。
電気やガスは通っているけど、水がないだけでも、こんなに大変なのか...と。
全てのライフラインが途絶えた時、どれほど大変だろうかと思いました。
大地震だけが災害というわけではないんだなと実感しました。
こんな思いもしなかった突然の災害で、自宅に長期間閉じこもるという生活が起こりうることもあるのです。
色んな災害を想定して備えを十分にしておくと何よりも安心ですし、生き延びていくのに力となります。
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持ち出し用防災リュックの中身には何が必要?
来てはほしくないですが、後悔しないように「もしも」の時に備えて持ち出し用災害リュックを準備しましょう。
我が家では、1人につき1つずつリュックを準備しました。
いざという時には、子どもたちに自分のリュックはしっかり責任をもって背負ってもらうつもりで準備させました。
そうすることで、子どもたちにも災害に対する意識が高まると思ったからです。
まとめて準備するのが大変な場合は、100均に買い物に行く機会に少しずつでも揃えていくといいですね!
ちなみに、大人用リュックも100均(100円商品ではありませんでしたが...)で購入しました。
子どもたちのリュックは、もう使わなくなった古いお下がりのリュックをそれぞれ使っています。
1. 貴重品inショルダーバッグ
まずは現金が必要です。
ライフラインが止まれば、銀行はもちろん、買い物でもキャッシュが原則となります。
現金を準備し、肌身離さずに持ち歩けるショルダーバッグに入れておきましょう。
避難所生活になった場合は、悲しい話しですが、盗難なども起こりえます。
高いストレスにさらされ続ける避難所生活は、長期になればなるほど、被災者による犯罪行為が増えてしまいます。
少しのトイレや移動にも肌身離さず貴重品を持ち歩けるようにショルダーバッグは必ず準備しておきましょう。
また、連絡先のメモや、本人確認書類・保険証のコピーなども一緒に入れておきましょう。
ショルダーバッグはダイソーで購入しました。
2. 衛生用品
避難所生活をすることになれば、まず必要なものとして衛生用品があげられます。
以下のものを準備しておきましょう(常備薬と歯ブラシと歯磨き粉以外はすべて100均で揃えました)。
歯ブラシは、旅行に行った際などにもらった使い捨てがあったので、それをリュックに入れています。
ですが、水がないことを想定して、歯磨きシートを準備しておく方がいいかも?と最近は思っています。
歯磨きシートも100均に売っています。
チェックリスト
- マスク
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- 汗拭きシート
- ハンドタオル(あればバンダナがおすすめ。他の用途にも使える万能アイテムです。)
- トイレットペーパー
- 携帯用トイレ
- 歯ブラシ、歯磨き粉、あるいは歯磨きシート
- 絆創膏、消毒液
- 常備薬
それから女性には生理用品が必要です。
また、下着を洗わなくても済むように、おりものシートもあると便利ですよ!
どちらも少量タイプなら100均でも売っていますので、準備しておくといいです。
3. 飲食に関わるもの
水が止まれば、食器を洗うこともできません。
非常時には、紙皿を使うのが便利。
しかも、紙皿にラップをかけて使うと、ラップだけを捨てて、紙皿は再利用可能なので、人数分+数枚余裕があれば、持ちこたえられます。
水管橋崩壊の時も、我が家では上記の方法でお皿を洗わずに1週間を乗り切りました。
また、プラスチックのスプーン、フォークがあると便利です。
使った後はティッシュやウェットティッシュで拭いて再利用です。
コップも紙コップだと何度も使うとふにゃっとなってくるので、プラスチックのコップを準備しておくといいです。
チェックリスト
- 紙皿
- プラスチックのスプーンとフォーク
- プラスチックのコップ
4. あると便利な万能アイテム
災害時に「これがあると便利!」というアイテムを紹介します。
次のようなものです。
チェックリスト
- サランラップ
- ガムテープ
- ビニール紐
- ハサミ
- ポリ袋
- バンダナ
ケガをした時に止血に使ったり、防水に役だったりします。
5. 身に着けるもの
家で避難生活を送るには衣服類の心配はいりませんが、避難所生活を送るとなると、身に着けるものも最低限の枚数は必要です。
子どもたちのリュックには、下着類、上下の着替え(薄手のもの)を2着ずつ入れています。
他にも、避難時に身に着けておきたいものは次のようなものです。
着替え以外は100均ですべて購入できました。
チェックリスト
- 着替え
- 懐中電灯(乾電池も多めに準備)
- ホイッスル
- 軍手
- レインコート(暖をとるのにも役立ちます)
- スリッパ
6. 情報収集に必要なもの
ライフラインが途絶えた時、情報収集をするにもスマホなどのネット回線は使えなくなります。
テレビももちろん使えないので、基本的に情報収集は「ラジオ」からになります。
普段ラジオを聴くことがない人も、災害に備えてラジオは準備しておきましょう。
ただし、ラジオはさすがに100均では購入できませんでしたので、我が家はネットで充電も可能な安いものを1つ購入しました。
その他は100均で購入できました。
チェックリスト
- ラジオ、イヤホン
- モバイルバッテリー(100円商品ではないですが、100均で購入可能)
- USBケーブル
- メモ帳、筆記用具
- 乾電池を多めに
7. その他おすすめアイテム
その他、あるとこれは便利!というものをご紹介します。
チェックリスト
- 持ち運び用折りたたみ式水タンク(100円商品ではありませんが100均で購入可能)
- ランタン
- アルミホイル
- ホッカイロ
- 防寒用アルミシート
- レジャーシート(大き目のブルーシートだと、避難所生活時に目隠しとして使用可能)
それから、小さい子どもがいる場合は、暇つぶしになるお絵描きグッズや、折り紙、シールブック、トランプなどがあると少しは気がまぎれますね。
そして、おやつを食べたくなる子どもたちには、おやつも準備しておきましょう。
飴だとスナック菓子のようにリュックの中でかさばることがなく、糖分もとれ、また長期間保存も可能なものが多いので、災害時のおやつにはもってこいです。
赤ちゃんや幼児のための防災リュックの作り方
我が家には、もう授乳やミルクは卒業しましたが、まだおむつをしている3歳児が1人います。
乳幼児にはまた別に必要なものがあるので確認しましょう。
これらは100均では買えないものですが、チェックしておいて下さい。
1. 液体ミルク
2018年から日本でも液体ミルクが販売開始されるようになりました。
末っ子がまだミルクを飲んでいた時は、液体ミルクを常備していました。
少し割高ではありますが、赤ちゃんにとっても生命線となる大切なものです。
避難所生活では、お母さんの母乳の出も悪くなるというデータもあるので、是非準備しておいてください。
2. 紙おむつとお尻拭き
これはリュックには入れてはいませんが、家のストックとして、おむつを1袋とお尻拭き1パックは常に常備するようにしています。
避難することになれば、それをそのまま持ち出すつもりです。
3. 水
大人用の水とは別に、まだ母乳やミルクを飲んでいる乳児には、赤ちゃん用のミルクを準備しましょう。
4. 哺乳瓶やマグ
普段は母乳を飲んでいる乳児も、いざ避難所での生活となると、お母さん自身もストレスを感じて、また水分が十分に取れないために、母乳が思うように出なくなるということもあります。
そんな時に液体ミルクを入れたり、水を飲ませるための哺乳瓶やマグは大切なアイテムです。
5. 離乳食
離乳時期の子どもがいる場合は、パックに入った離乳食も3日分準備しておきましょう。
消費期限を確認しながら、ローリングストックとして活用していくといいです。
6. 着替え
3日分の着替えを準備しておきましょう。
赤ちゃんの成長は著しいので、季節ごと(3ヶ月に1度)に中身を確認して、サイズが小さくなっていれば着替えの入れ替えをすることをおすすめします。
7. タオル
乳児は何かに包まれていると安心します。
避難所生活になった時、すぐに暖をとったり、包んで寝かしつけに使ったり、授乳時の目隠しとしても使えて便利です。
また、防災リュックに入れておくことは難しいですが、持ち出すときには
✓ 母子手帳
✓ 抱っこ紐
を忘れずに持ち出せるよう、子ども用リュックにメモなどを付けておくと安心です。
防災リュックの安心安全な置き場所とは?
以上のものを入れた防災リュック、どこに置くのが一番いいのでしょうか?
せっかく準備しても「かさばるしジャマだな」と思って、クローゼットの奥や床下収納などに保管しておくと、いざという時にすぐに持ち出すことができません。
理想的な保管場所は
・玄関
・リビング
・寝室
以上の3カ所です。
我が家は玄関のすぐ横の部屋が家族みんなの寝室になっているので、持ち出し用防災リュックは寝室に置いています。
また、備蓄品は「寝室」と「リビング」の2カ所に分散して置いています。
もしドアが壊れて部屋同士の行き来ができなくなった場合に困らないようにです。
備えあれば憂いなし
つい「自分にはきっと関係がないだろう」と考えがちな災害ですが、今まで被災にあった人たちもそう思っていたはずです。
ですが、災害は予告なくきます。
和歌山にいた時の断水もそうでした。
いきなり1時間後から水が使えなくなるのです。
大切な家族と自分の命を守っていくためにも、「防災の日」をきっかけに防災リュックを是非100均アイテムを駆使して準備してみましょう。